2025年3月4日から3月16日の間に、AI業界ではさまざまな重要な発表がありました。中でも、中国の「Manus」が大きな話題を集め、米中の開発競争がさらに激しくなりそうです。
◆中国の「Manus」登場
3月10日、中国が発表した「Manus」は、完全に自律型のAIエージェントです。これは、人間の指示がなくても自ら判断し、複雑なタスクを実行するという画期的な技術です。
例えば、
- ECサイトの在庫管理を自動で調整する
- お客様からの問い合わせに対し、的確な回答を即座に行う
- ホテルや飲食店の予約システムを最適化する
など、私たちの生活やビジネスに大きな影響を与える可能性があると注目されています。さらに「Manus」は、これまでAI技術をリードしてきたOpenAIやGoogleの技術に匹敵する性能を持つといわれ、今後のAI競争に大きな影響を与えるかもしれません。
まだ予約した人のみ使える段階ですので、一般はまだ使えません。
◆OpenAIの「GPT-4.5」発表
3月1日、OpenAIは最大規模のAIモデル「GPT-4.5」を発表しました。これは、従来のモデルよりもテキスト生成や問題解決の能力が大幅に向上しています。
GPT-4.5は、月額200ドルのプレミアムプラン向けに先行提供され、翌週から一般ユーザー向けにも展開が始まりました。このモデルは、
- より自然な文章作成
- 高度なビジネス文書の自動作成
- 複雑なデータ分析や提案 など、AI初心者でも直感的に活用できる可能性が広がっています。
今までとの違いは、共感性の高さです。不要な長い回答をせず、利用者に寄り添った回答をしてくれます。わかりやすく言うと、話が聞き上手で、余計なアドバイスをしない”モテる人間”と言ったところでしょうか。
◆Googleの「AI Mode」開始
3月5日、GoogleはAIのみで検索が行える「AI Mode」をスタートさせました。従来の「リンクが並ぶ検索結果」ではなく、AIが直接回答する形式の新しい検索体験です。
例えば、
「ボストンの公共庭園で婚約写真のベストタイミングは?」
と質問すると、関連情報が要約され、具体的なアドバイスが提示されるのが特徴です。Googleの「Gemini 2.0」というAI技術が基盤になっており、より複雑な質問に対応できる点が評価されています。
Googleの検索上位にする手法が色々と変わりそうです。特にSEO対策を提供している企業は大変かもしれません。
その他の注目ニュース
- Microsoftは、OpenAIと競合する独自のAIモデル「MAI」を開発中と報じられました(3月7日)。
- Larry Page氏(Google創業者)が立ち上げた新AIスタートアップ「Dynatomics」が、製造業向けのAI活用に注力することを発表しました(3月7日)。
- イーロン・マスク氏率いるxAIが、10倍の計算能力を持つ新しいAIチャットボット「Grok 3」を発表しました。
- Home Depotは、スタッフ支援用AIツール「Magic Apron」を導入。顧客対応や在庫管理の効率化に活用しています。
- Amazonは、AIアシスタントの進化版「Alexa Plus」を発表。より自然な会話が可能になりました。
- OpenAIは、ChatGPTの一部警告メッセージを削除し、ユーザー体験の向上を目指しました。
- パリでは「AIアクションサミット」が開催され、AIの倫理や環境への配慮が話し合われました。
コメント